11月23日(土)に伊藤忠商事などの社外役員である中森真紀子さんに、社外役員会計士の役割とキャリア形成についてお話し頂きました。
就任した会社をさらに優れた企業にするため、まずは会社とボード、その課題を知ること。そして、考えるプロセスを含めてボードで共有することによって周囲を巻き込み、時には経営の方向性について問うこと。リスクをみる力、財務知見、倫理観と客観性を自然と身につけた会計士でこその貢献について、ご経験を交えながらお話し頂きました。
企業とステークホルダーの間に居る社外役員は、「本音のところはどうなのか?」と皆が聞きたくなる存在。だからこそ「わかり易く話すことがとても大切である」というお話しも印象に残りました。
後半はM&A領域に強みのある角野里奈さん、セミナー講師経験もある高岡万由美さんが加わり、「ボードではゆっくりと、あえて大所高所より話すと理解され易い」、「忖度をせずに議論の方向を変える発言に価値がある」、「正しい議論がなされるように整えることも仕事のひとつ」などとディスカッションは盛り上がり、報酬や退任への考え方など、この場ならではの貴重な意見交換もなされました。
次回は12月17日(火)。企業の成長とモデルチェンジを支えるMinami Fuji Groupの大庭崇彦さんにお話し頂きます。ぜひご参加下さい!
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