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  • 執筆者の写真清風会 公認会計士

月例会報告



テーマ:「もの言う株主 アクティビストの実際」 第8回月例会は、藤田 泰介氏(タイヨウ・パシフィック・パートナーズ ディレクター)をお招きして開催しました。

6月は前回が5月からずれ込み2回目となりましたが、普段と趣の違うアクティビストファンドの考え方について、藤田先生からお話をいただきました。

アクティビストファンドが何を言うのか(=役割)について、①企業価値向上のための提言、②フレンドリーとホスタイルの違い、③なぜ言うのか、④何を守るのか(会社の価値)といったないようについてお話をいただきました。企業価値向上のための提案として使った資料を見せていただき、その後その会社がどうなったかというお話しをうかがい、その後にいくつかのアクティビスト・プレーヤーの分布図なども交えて、フレンドリー・アクティビストが成長は促す厳しい株主ではあるが、がんばる人には応援団であるということや、株式市場をベースにした大衆資本主義が結果として失ってしまった自己監視機能を補完する役割として大変重要な機能ではないかと考えさせられました。また、上場後にまとまって流動化した株式を保有する機関投資家が不足しているなかで、金融的にも非常に重要な位置づけを占めているものと思いました。

わたしもアクティビストの方にお会いしたこともありますが、それにくらべると藤田先生は大変物腰低く、企業に寄り添いながら投資を続けていくためのスタイルには一般の上場株ファンドとの違いを感じました。


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