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  • 執筆者の写真清風会 公認会計士

第2回月例会報告「東芝問題を読み解く」



【講師】町田 祥弘(青山学院大学教授) 【司会】木村 喬(やまと監査法人代表社員)

青山学院大学教授の町田先生を招き、一連の「東芝問題」の論点について解説いただきました。 東芝問題を時系列順に整理したうえで、同業他社と比較した監査報酬の水準、パートーナー・ローテーションの状況を振り返り、これに対する監査法人の監査契約の締結、意見表明の対応について、倫理観や独立性について着目しながらご講義いただきました。  また、監査法人のガバナンス・コード、監査法人のローテーション制度、監査報告書の長文化の動向など、今後の実務に与える影響について、海外の事例を交えつつ、解説いただきました。  東芝問題に限りませんが、不正会計はときとして、経理部門とは直接の関わりを持たない多くの従業員・取引先にまで多大な影響を与えることがあります。今回の月例会は、コーポレート・ガバナンスの重要性と、財務諸表利用者の公認会計士監査制度に対する潜在的な期待を改めて認識する機会となりました。

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